お知らせ
2023.12.30
令和5年統括としてのご報告と感謝
本年度3月に設立したNPO法人日本障がい者レスリング連盟の啓発活動に際しまして、皆様には大変なご協力とご理解をして頂きました。
改めまして御礼を申し上げます。
一方では受け入れ体制に戸惑い時間を要し、それにより大変なご迷惑をお掛けしたのも事実で御座います。
また、私自身も障がい者になってからレスラーとして競技参戦致しましたのは、実に37年ぶりで御座いました。
『1月22日・全日本マスターズ選手権』『7月1日・全日社会人選手権』『10月21日・全日本オープン選手権』と、少々不雑な気持ちで挑戦させて頂きましたが…結果的には全敗でした。
障がい者としての参戦に課題を残しましたが、参加出来ことは大きな一歩です。参戦にご理解を頂きましたレスリング協会にも感謝する次第です。
また、この大会出場に当たりご協力を頂きました関係者様にも、この場をお借り致しまして御礼を申し上げます。
出場目的は、技術的の体感と当該連盟の普及活動と啓発活動で御座いましたが…結果的に見ますれば障がい者レスラーの身としては、健常者レスラーには敵わないと云う事です。
『残念!!』
但し、例外もあると思います。例えば、生まれつきの障がい者の方です。
障がい者は、障がい経歴と障がい箇所によってかなりのハンディーが御座います。その箇所(特徴)によって付与を検討する事が重要かと思います。
自分の場合においては、右足下腿切断です。技と動きがワンパターンになります。投技には弱いし、動きは左方向へしか動けません。これはタックルにもおいても左足タックルしか出来ません。
健常者との戦い(競技)においても四つん這いの構えと直立姿勢との力のモーメントの差は5倍以上有ろうかと思います。
以上、本年度の総括レポ―トで御座います。
【来年度の課題】
来年度におきましては、目標をもって遂行して行きたいと思いますので、箇条書きにて実行して頂こうと思います。
・内閣府申請に必要な認定数『PST会員』様の達成。
・それにより、企業への働き掛けを強化。
・年数回のイベントの主催。
・当該連盟のおける一層の啓発運動。(募金箱設置含む)
・HP早期完成は必須条件。
・4月以内迄の本拠地移転。
・障がい者レスリング用指導要項作成。
・障がい者レスリングルールの確立。
・日本レスリング協会への承認(傘下)活動。
・専門委員会設置と理事の要請(招聘)。
・第一回合同練習会及びコーチング講習会開催。
【我がレスリングの課題】
・レスリングにおける右下腿切断としの有効的技の研究。
・対健常者との対戦対策。
・目標は健常者より1ポイント獲得、そして勝利です!
当連盟の理念は一環しレスリングを通じて障がい者の様への活路をサポートさせて頂くことです。
今後の活動に際しまして、尚一層のご理解とご支援を賜れます様、心よりお願い申し上げます。
令和5年12月末日
NPO法人 日本障がい者レスリング連盟
統括 谷津嘉章